2010年 07月 16日 ( 1 )

本日の「子供の天文学」の表紙絵、凄みさえ感じさせられる絶景です。
生命が誕生する前の静寂感、あるいは全生命が絶えたあとの限りない静けさ。
眼下はるかに山々が連なり、中空には暗黒の太陽。この世にあるものは、ただ移り行く時間のみ。
神々の視点というものがあるとすれば、このようなものでしょうか。

素晴らしい景色とは、独占したいという心と一緒に感動を得たいという心がないまぜになるもの。
もし、全宇宙でこの絶景を見るもの我れ一人であったなら、はたしてこの光景に耐えられるでしょうか。その一人が私であれば、孤独感がつのるばかりのような気がします。
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さて、各地で梅雨の末期特有の豪雨に見舞われましたが、昨年の今頃も同じような状況でした。
違うところは只ひとつ、来るべき皆既日食への期待感でした。我が家では、かなり前から皆既をみるべく屋久島渡航を決めてたのですが、あれやこれやでフェリー確保と宿確保に出遅れ、昨年のちょうど今頃は、かなりあせってアチコチ電話を掛け捲っていたところです。

いろいろ手を尽くしたのですがお金を尽くさなかったので、結局、島への上陸はあきらめ、鹿児島県の先端まで南下することにしました。家族みんなで、です。やはり絶景は共有したいもの。

子供の天文学
著者:山本一清
発行所:恒星社
発行日:昭和十七年八月五日 初版5000部
再版発行:昭和十八年一月十日 1000部
印刷日:昭和十七年八月二日
13.5×18.5cm/264ページ
定価:2円30銭

非常に残念なことに、この表紙絵の作者名が書かれていない。
是非とも知りたいところです。
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