北九州空港にアントノフ・エアラインズの「アントノフAn-124-100ルスラン(UR-82073)」が飛来しました。
アントノフ・エアラインズはウクライナのキエフに本部を置く貨物チャーター専門の航空会社で、世界最大級の貨物輸送機アントノフを多数所有しています。
今回の北九州空港への飛来は2016年6月29日以来で3回目(初回は2008年2月)となります。
積載貨物は米国「ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ」社製の固定翼無人機「MQ-9ガーディアン」で、5月から行われる予定の長崎県の壱岐・対馬近海上空での海洋観測や海難救助の支援などの実証実験に使用されます。
アントノフAn-124は旧ソ連が開発した軍事物資輸送機で、1985年のパリ航空ショーで初めて一般公開されています。全幅73.0メートル・全長69.5m、最大積載量150トン。
主脚は左右5本の脚柱にそれぞれダブル・タイヤが付いて合計20個のタイヤ、前脚も2本の脚柱に計4個のタイヤが付いて最大重量405トンを支えています。
アントノフは機体設計責任者のオリェーク・アントーノフのこと、愛称のルスランとはアレクサンドル・プーシキンの物語詩に登場する勇士(巨人)の名前に因んでいます。
画像はすべて2018年4月27日撮影です。