チェリャビンスク隕石落下1周年/北九州市立いのちのたび博物館 平成26年3月2日

2013年2月15日にロシアで起きたチェリャビンスク隕石の落下から1年を機に、隕石の展示をリニューアルしました、とのことで、「いのちのたび博物館」に行ってきました。

隕石展示の会場は「常設展入口」のすぐ右側、「地学現象」の部屋です。

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中央の大きな塊りは「SaU001隕石」、その上は桐箱に納められた「直方隕石」です。箱蓋の下は実物箱蓋の裏面に墨書された年月日の赤外線写真。
画面の左端上は「気仙隕石」、その下は「ヌエボメルクリオ隕石」で、その下は「アエンデ隕石」です。

蓋の写真の下は「マーチソン隕石」、その右「チェリャビンスク隕石」です。中央の「SaU001隕石」の右は「NWA800隕石」、その隣は「ミルビリリー隕石」。

画面右上端は「キャニオンディアブロ隕石」です。「SaU001隕石」の長径は15センチほどですので、他の隕石の大きさの目安にしてください。

画面最奥の右側「グアダルペイセルボ隕石」、その左「NWA1951隕石」、その左「キャニオンディアブロ隕石」↓
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画面中列の左端「ミルビリリー隕石」、その右「トルーカ隕石」、その右「ブラヒン隕石」、中列右端「ギベオン隕石」

手前の列、左より「タタフィン隕石」「イミラック隕石」「ゲベルカミル隕石」です。
ケース内展示の隕石は全部で18個、ケースの外の「さわってもいいですよコーナー」に1個(カンポデルシエロ隕石)の計19個です。このうち「直方隕石」はレプリカです。

それではまずは落下時の動画ニュースの記憶も新しい「チェリャビンスク隕石/ロシア2013年落下」。↓
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隕石の化学的分類は「普通コンドライト」で、2013年2月15日9時20分(現地時間)に落下した隕石の破片です。落下の様子が動画で撮影され、世界的なニュースになりました。
(説明は展示ケース内の説明書きによります。以下、同様です。)

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↑気仙隕石/岩手県陸前高田市気仙町長圓寺前、1850年落下/普通コンドライト
1850年6月13日に落下した日本最大の隕石(総回収量:約135kg)の一部で、明治専門学校が長圓寺の住職から譲り受けたものです。九州工業大学寄託

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↑「ヌエボメルクリオ隕石」/メキシコ 1978年落下/普通コンドライト
落下時の高温により表面が融けてできた「殻」(フュージョンクラスト)に包まれています。割れた所からは、中の隕石本体が見えます。

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↑「アエンデ隕石」/メキシコ 1969年落下/コンドライト
含まれる白い粒(CAI)は、約45.66億年前にできた太陽系最古の固体物質です。誕生直後の太陽系の様子を残した貴重な隕石です。

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↑「SaU001隕石」/オマーン 2000年発見/普通コンドライト
1000個以上に分裂して落下した隕石の破片のひとつ。重さは3.6kgです。表面には落下時にできた凹み(レグマグリプツ)が見られます。

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↑「NWA800隕石」/アフリカ北西部 2001年発見/ルムルチコンドライト
これまで見つかった隕石のうちの約0.3%、落下を目撃された隕石のうちの約0.08%しかない珍しいタイプの隕石です。

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↑「ミルビリリー隕石」/オーストラリア 1960年落下/ユークライト
天体衝突によって小惑星ベスタから飛び散った破片のうち、地殻に由来すると考えられている隕石です。地球の火山岩に似ています。

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↑「キャニオンディアブロ隕石」/アメリカ 1891年発見/オクタヘドライト
アリゾナ州にあるバリンジャー隕石孔を作った隕石の一部と考えられています。IABタイプの原始的エイコンドライトに分類されます。

続きます。
(写真の写りが悪くてすみません。是非、実物をご覧になることをお奨めします。)
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by iruka-boshi | 2014-03-02 15:52 | Comments(0)