天文年鑑1932年版 (その2)

「天文年鑑1932年版」の奥付のひとつ手前の「編集後記」の下欄に記された編集同人の面々。
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「編集後記」の執筆者で編集責任者の柴田淑次を始めとして全員「京都帝大花山天文台」と「京都帝大宇宙物理学教室」と「天文同好会」の関係者。

確認したわけではないが、上谷良吉、島本一男、千田勘太郎、古川庄次郎、森川光朗の諸氏はまだ学生だったのではないだろうか。

荒木九皐、百済教猷、高城高夫、中村要、村上忠敬、上島昇、小山秋雄氏らは京大助教授であったり講師であったり、または「天界」の記事執筆や観測報告でそれぞれ活躍された方ばかり。つまり、天文界ではよく知られた存在。

・・・で、次に下の画像をご覧頂きたいのですが、これは本書268ページの「本邦天文家一覧表」の一部を撮ったもの。
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寺尾壽を筆頭に総勢54名の天文家(職業的/故人も含む)が挙げられていますが、前記の編集同人と名前が重なるのは「上島昇、百済教猷、中村要」の三氏のみ。天文家一覧のなかに山本一清も当然ながら入っていますが、編集同人とはちょっと立場が違うような気がしますので、この場合、省きます。

柴田淑次(花山天文台、のちに気象庁長官)もこの時点では微妙にプロ天文家ではなかったのでしょうね。いづれにしても山本一清の意思なのか若い方々を(あえて)編集同人に加えたような気がします。(東京天文台との関係や執筆報酬のことなどもあったでしょうし。)

つづきます。
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by iruka-boshi | 2011-09-28 16:48 | 星の本・資料 | Comments(0)