著者:関つとむ
発行:関記念出版会
印刷:イイロ印刷株式会社
印刷日:昭和41年5月15日
発行日:昭和41年5月20日
定価:290円
10.5cm×17.5cmの新書サイズ/290ページ
全体が五つの章立てで、第1章 生きていた彗星 第2章 戦禍の後に 第3章 失踪星を追って
第4章 帰らぬ星 第5章 世紀の大接近 となっています。

この本は元々は、昭和40年8月12日から40回にわたって高知新聞に連載されたものをまとめたものですが、「あとがき」を見ますと「イケヤ・セキ彗星の発見は、その連載期間中に起こったのであったが、それが新聞に報道されたのは、ちょうど連載が終ったその翌日であった。」と書かれています。第5章が「イケヤ・セキ彗星」の発見事情に関するもので、これは出版に当たって新たに書き加えられたものとのことです。d0163575_1192588.jpg
[PR]
画像左の「イケヤ・セキ彗星 未知の星を求めて」は、関記念出版会発行の新書版で、わたしは三恵書房の「未知の星を求めて」と区別するために個人的に「イイロ印刷版」と呼んでいます。「イイロ印刷」とはこの新書を印刷した印刷所の会社名です。
d0163575_6574828.jpg
右側が三恵書房発行の「星と青春の記録 未知の星を求めて」です。
[PR]
新聞の写真の撮影時刻は、10月11日午前4時40分で花山天文台から北山誠写真部員撮影。ニコンSP、85ミリ、15秒露出。右側は、10月29日にハワイで写されたイケヤ・セキ彗星。
近日点通過(10月21日)後の雄姿で、この頃の尾の長さは約15度でした。

因みに新聞記事の下の2枚(前日の画像を参照)はイケヤ・セキ彗星ではありません。左側の切り抜きは「セキ第一彗星」(1961年10月11日発見)で、右側は、1962年2月4日発見の「セキ・ラインズ彗星」です。

二つの彗星の切り抜きは、ずいぶん後になって「未知の星を求めて」(関つとむ著・三恵書房)に掲載されている写真と同じものであることを知りました。

セキ第一彗星は、1961年11月10日に東京天文台で撮影されたもので、セキ・ラインズ彗星は、1962年4月23日にエリザベス・ローマー女史によって撮影されたものです。
d0163575_10281846.jpg

[PR]
唐突にブログを始めました。
第1回目の記事を考えたとき、すぐに思い浮かんだのは、イケヤ・セキ彗星のことでした。わたしの星体験の原点なのです。画像は、毎日新聞の1965年10月12日の朝刊記事です。
d0163575_14451827.jpg
この日、記事を目にした小学4年生のわたしは、丁寧に新聞を切り抜き、学校へ持って行きました。
友達の反応は今では忘れてしまいましたが、休み時間が終わり手元に戻ってきたときには、無残にも三つに千切れていました。

(つづきます)
[PR]