豊前国京都郡上田村(現・みやこ町勝山上田)の出身で元号「昭和」の考案者「吉田増蔵」と、その兄で日本の近代的製麻業の基礎を築いた内務省官僚「吉田健作」。
この二人の事績を紹介する「吉田兄弟物語展」が福岡県みやこ町歴史民俗博物館にて開催されています。(2023年4月29日~6月25日)
吉田増蔵(学軒)については拙ブログの2012年4月29日を始めとして度々とりあげていますので今回は割愛いたしますし、兄の健作については後日紹介させて頂く機会があると思いますので、本日は、併設の「思い出の昭和レトログッズ展」の写真をUPします。
当時、実際に見たり使ったりしていなければ思い出も懐かしさも何もないのですが、「珍しさ」はあります。例えばカメラ類のうち一番手前のカメラ「Taron35」。私は実物を初めてみました。発売は昭和30年で製造元の「日本光測機工業」は、いくつかのタロンシリーズを開発しましたが、社名を「タロン株式会社」に変更したのち、1960年代後半にカメラ事業から撤退したようです。
それと画面左端のタバコの「ピース缶」、これは当時よく目にしていましたがその奥の「コールデンバット」の缶、これは初めて見ました。
画面奥には「ちゃぶ台」が置かれていて、いかにも昭和のイメージですが、実際に使っていたわけではないので懐かしさはなく、むしろ「ちゃぶ台」といえば「巨人の星」の星一徹の「ちゃぶ台返し」を連想します。 ピース缶の右側は「SHARPそろばん電卓ソロカル EL-429」ですね。アイロンは「松下電器製100V 350W NO.8-934 CAT.NO4119」、テープレコーダーは、「ソニー製ソニオマチックSONY-O-MATIC SM」です。
カメラ類は「ペンタックス67判」「キャノンCanonet QL17」「キャノンAE-1」「ヤシカElectro35」、そしてTaron35のレンズは「Tomioka LAUSAR 4.5cm F2.8」です。トースターは、「ナショナル製トースターNT-667」 トースターやグラスの絵模様は昭和デザインそのもので王道を行ってます。
ペプシコ発売の「ミリンダ」はかなり懐かしい。日本での発売は昭和39年です。ミリンダの奥はミツヤサイダーです。その奥は「クラウン印のチョーク(白)」です。当時は「白墨」と言ってました。ドリンクガラス瓶のなかに昭和33年発売の「武田のプラッシー」があれば懐かしさ倍増となっていたと思います。
個人的に言えば漫画雑誌類、「少年」とか「冒険王」「ぼくら」とか「少年サンデー」「少女フレンド」あるいは「平凡パンチ」「ボーイズライフ」などの当時の雑誌が見たかったという思いです。昭和レトロと同列に扱うのは失礼ながら、みやこ町出身の永井龍雲さん、豊島たづみさんの発売当時のレコードがあれば感激したはずです。
(ちなみに2023年8月5日に永井龍雲さん・原田真二さんの「平和の木 植樹25年記念コンサート」がみやこ町犀川体育館にて開催されます)