<   2015年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

遠くの雲も近くの雲も、それぞれの気流に身をまかせ、右に左に去来する。
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その天空の一角に、緊張感をみなぎらせ、ただ一直線に伸びる雲。
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やがて雲は風に流され、拡散し、
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天然の雲に同化して、右に左に流れゆく。
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田川線(行橋-田川伊田/26.3㎞)の開業120周年を記念してイベント特別列車が運行されました。
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午前9時50分より行橋駅にて出発セレモニーが行われ、10時10分に行橋駅を出発、美夜古泉駅、今川河童駅、豊津駅など5つの駅を経て、10時20分過ぎに最初の「おもてなし駅」の犀川駅に到着。

今川河童駅を出て豊津駅へ向かう記念列車 ↓ 清池大橋付近にて撮影 左側先頭は「ちくまる号411」、後続は「ちくまる号408」
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犀川駅では駅の待合室にて犀川少年少女合唱団の皆さんが天使の歌声でお出迎え。 ↓
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左側の国分寺三重塔をモチーフにした帽子をかぶったゆるキャラはみやこ町の公式イメージキャラクター「みやっこ君」です。
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犀川駅にて ↑ ↓
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15分ほどの歓迎セレモニーの後、次のおもてなし駅の油須原駅へ出発
途中の「第二今川橋梁」付近にて撮影 ↓
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10時50分過ぎ、油須原駅到着、ここでは赤村縁太鼓(あかむらえにし太鼓)の皆さんによる力強く、且つ軽快な撥さばきでのお出迎えです。
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加えてご当地キャラとおめかしのワンちゃんもおもてなし。太鼓隊の奥に帽子だけがみえているのが「赤村源じいの森温泉」のゆるキャラ、源じいさん。
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油須原駅セレモニーは15分間ほど、やがて次の駅「赤駅」へ向って出発。 ↓
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ちなみに「おもてなし駅」は、犀川駅、油須原駅、田川伊田駅の3駅、田川伊田駅では到着セレモニーも行われました。
当日の時刻表です。 ↓
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平成筑豊鉄道の「ちくまるくん」 好きな食べ物はおにぎり、コッペパン、みかん だそうです。
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田川線は1895年(明治28年)8月15日、「豊州鉄道」の路線として開業。のちに、「九州鉄道」と合併(1901年)、さらに1907年に鉄道国有法に基づいて国有化、1909年より「田川線」と呼称されるようになります。そして国鉄から九州旅客鉄道(JR九州)を経て第3セクター方式の鉄道会社「平成筑豊鉄道株式会社」となったのは1989年(平成元年)4月26日のことでした。
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(平成27年7月25日の続きです)

気象の部は、天文・海洋の部にも増して非常に多くの図や写真が使われています。加えて、天文・海洋の部ではほとんど見られない折れ線グラフなどの図表・図形が多用され、観測データをもとにさまざま現象を説明する気象の世界ならではの誌面構成となっています。

章立ては次のとおりです。

第1章 天気と気象観測
第2章 気温と温度計
第3章 気圧
第4章 風
第5章 雲
第6章 雨
第7章 霜と霜柱の研究
第8章 雪
第9章 雹・氷柱・みぞれ・霰・雨氷・霧氷
第10章 雷
第11章 光
第12章 天気予報

各章、相応のページを割いてかなりの深いところまで気象現象について説明がなされています。この「玉川児童百科大辞典 理科(四)」はタイトルに「児童」がついていますが、むしろ高校生以上~大人向けの一般教養書、あるいは児童・生徒のなかでも「学校の気象観測班」向けの指導書といっても良いほどの詳細ぶりです。

特に第1章・2章は学校の気象観測班が実際に観測する際に必要な知識・事柄が書かれていて、実践者には参考書的に大いに役立ったのではないでしょうか。
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第1章天気と気象観測 より「学校で行う気象観測の計画」 ↑ 右ページ上、風向計と自記温度計、中段左より、風速計、地中寒暖計、乾湿計。 下の左より、自記気圧計、雨量計、雨量枡、積雪計。左ページは百葉箱と百葉箱の内部(右側写真)、左の写真は地中の温度を測っている様子です。ともに「玉川学園」と写真横に添えられています。
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第2章気温と温度計 より「温度の変化」 ↑ 右ページ、「鉄管地中寒暖計」とその構造、左のページは、3種類の地中寒暖計、下の右側は「自記地中寒暖計」、グラフは「井戸水の温度と気温の関係」を表しています。

1章・2章で使われた観測風景の写真は「玉川学園気象観測班」(実際の正式名称はわかりませんが)のもののようです。現在、全国的にみて「学校の気象観測班」の活動はどの程度なのか良くわかりませんが、昭和30年代から40年代の終わり頃まで気象観測に熱心に取り組んでいた学校が結構あったようですね。
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第4章 風 より「陸地に於ける風力階級」 ↑ 「0、静穏(せいおん)」から「12、颶風(ぐふう)」まで分けられています。

この風力階級表は、イギリス海軍提督のフランシス・ビューフォートが1806年に提唱した「ビューフォート風力階級」と呼ばれるもので、日本の気象庁もこの階級表を採用しています。しかし一般的には全く馴染みは無く、ラジオ・テレビ・新聞などの気象予報で使われることはまずないと思います。名称の横の数字は風速(メートル毎秒)です。

ちなみに階級の名称は図の左上から右へ、静穏(せいおん)/至軽風(しけいふう)/軽風(けいふう)/軟風(なんぷう)/和風(わふう)/疾風(しっぷう)/雄風(ゆうふう)/強風(きょうふう)/疾強風(しつきょうふう)/大強風(だいきょうふう)/全強風(ぜんきょうふう)/暴風(ぼうふう)/颶風(ぐふう)、です。聞いたことがあるのは、軽風、軟風、疾風、強風、暴風くらいでしょうか。

馬が吹き飛ぶ「颶風(ぐふう)」は上記の一覧表では風速33.5m/s以上となっていますが、現在は32.7メートル以上を言うようです。颶風は一般的には台風と呼ばれています。
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第4章 風 より「低気圧と高気圧」 ↑ 右ページ、風向計、移動性高気圧の図、低気圧の風の吹き方と上昇気流。 左ページ、寒冷前線の説明図と温暖前線の説明図、風の起こるわけの説明図と丁字型風向計です。
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第12章天気予報 より「気象台や測候所の仕事」 ↑ 右ページ、中央気象台とその内部の電信室、左ページは左上が「富士山頂測候所」、その右は富士山頂測候所と連絡を取る中央気象台無線電信室の様子です。

右ページの中央気象台建物の後ろの鉄塔は各地の気象台・測候所を繋ぐ無線電波塔です。この鉄塔は昭和24年6月1日発行の「中央気象台創立75周年記念」の切手にも描かれています。 ↓
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前にも書きましたが、この「気象の部」は、一般児童向けに書かれているとはとても思えず、それは「第12章天気予報」も同じで、気象観測の方法の一つとして「電波の応用」を取り上げ、「ラジオ・ゾンデ」や「レーウィン観測(ラジオ・トラッキング)」「レーダー観測」まで、かなり詳しく解説しています。

戦時中に鋭意研究されてきたこれらの技術が民生用というか一般生活に大いに役立っていることを強調しているようでもあります。

ところで、記念切手のひとつ前の画像に戻りますが、中央気象台電信室の写真、手前の後ろ向きの男性はランニングシャツ姿ですが、その向かいの男性は二人とも上半身裸です。ズボンは恐らくはいているでしょう。

電信室はそれほど暑かったのか!! 女性が入ってくることはなかったのか!!


玉川児童百科大辞典(4)
昭和二十五年八月一日 初版発行
昭和二十九年十二月二十五日 訂正七版発行
編集者 小原国芳
発行者 小川誠一郎
編集  玉川大学出版部
発行  株式会社誠文堂新光社
本文印刷 共同印刷株式会社
別刷図版印刷 光村原色版印刷所/岩田原色版印刷株式会社
製本 関山製本社
本体18.8×26.2センチ/484ページ/定価800円

玉川学園気象観測所(鈴木満 画) ↓
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地中の温度を測っているところです。うしろでは百葉箱の記録を取っています。校舎の露台には風向計・風力計が見えています。
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