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前日までの天候不順のためか午前8時のオーブニング(F-2×2機、F-15×2機、T-4×1機航過飛行)時は、例年に比べて人出は少なかったものの、オープニングに続いて救難団救難展示・AH-64Dの機動飛行・12教団のT-7による4機航過飛行とプログラムが進むうちに徐々に増え始め、お昼まえにはかなりの混雑ぶりとなっていました。

今年驚いたのは出店の多さ。ご当地グルメのB-1グランプリ会場並みのにぎわいだった。(ちょっとオーバーか?)

今回もパトリオットシステム一式がエプロン手前で展開していて目立つ存在だったが、その手前に展示した対空機関砲と地対空誘導弾も興味津々でなかなかの人気。

とくに対空機関砲は操作体験ができるとあって親子連れの長い列が出来ていた。こうなるともう対空機関砲⇒兵器という概念はなくなっているね。
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対空機関砲の砲弾 函に書かれている「日本工機」は、旧海軍の要請により昭和8年に設立された「昭和火薬工業所」が前身。因みに一般的には、口径20ミリ以上を機関砲、20ミリ未満を機関銃と言うそうな。

以下、地上展示機ばかりですが。

C-1 08-1030 第402飛行隊(入間基地)
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C-130H ハーキュリーズ 05-1085 第401飛行隊(小牧基地)
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川崎OH-1 JG-2627 (WH32627) ニンジャ 西部方面ヘリコプター隊(目達原駐屯地)
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AH-64D JG-4510 アパッチ・ロングボウ 第3対戦車ヘリコプター隊(目達原駐屯地)
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UH-60JA JG-3121 ブラックホーク 西部方面ヘリコプター隊(目達原駐屯地)
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P-3C オライオン 5024 第3航空隊(厚木基地)
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今年も第5空団のF-4EJ改がガンバッテいましたが、この爆音を聞きながら午後からのブルーインバルスの演技を見ることなく、混雑を避けて早めに帰路につきました。

迫力の違いは歴然としてますが、ブルーは遠目ながらそのうちまた自宅から見ることが出来るでしょう・・・。実際、航空祭翌日の月曜日はさすがに訓練はなかったようですが、次の火曜日には通常の訓練を行っていました。

 
今年の地上展示機は以下のとおり。

UH-60J 88-4587 芦屋救難隊(芦屋基地)
U-125A 02-3014 芦屋救難隊(芦屋基地)

F-15DJ 12-8074 第304飛行隊(築城基地)
F-2 13-8564 第6飛行隊(築城基地)F-2支援戦闘機最終号機
F-2 13-8511 第6飛行隊(築城基地)

川崎OH-1 JG-2627 (WH32627) ニンジャ 西部方面ヘリコプター隊(目達原駐屯地)
AH-64D JG-4510 アパッチ・ロングボウ 第3対戦車ヘリコプター隊(目達原駐屯地)
UH-60JA JG-3121 ブラックホーク 西部方面ヘリコプター隊(目達原駐屯地)

川崎T-4 36-5811 第13飛行教育団(芦屋基地)
富士T-7 66-5939  第12飛行教育団(防府北基地)

T-4 36-5706  第6飛行隊(築城基地)
F-15J 72-8881 第304飛行隊(築城基地)
F-15J 02-8802 第304飛行隊(築城基地)
F-15J 42-8837 第304飛行隊(築城基地)
CH-47J 77-4497 チヌーク 春日ヘリコプター空輸隊(春日基地)
VMFA(AW)-242 06 F/A-18D ホーネット 第242全天候戦闘攻撃中隊(米海兵隊岩国基地)

U-4 85-3253 総隊司令部飛行隊(入間基地)
P-3C オライオン 5024 第3航空隊(厚木基地)
C-130H ハーキュリーズ 05-1085 第401飛行隊(小牧基地)
C-1 08-1030 第402飛行隊(入間基地)

格納庫内 F-15 82-8902 搭乗体験/F-2 93-8548搭乗体験

81式短距離地対空誘導弾(短SAM) 築基8空団-12 46-7713車載の発射装置/46-7704車載の射撃統制装置

91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)

対空機関砲 VADS-1改 1056 1046 1047 バルカン・エアー・ディフェンス・システムを改良 映像による自動追尾が可能

パトリオットシステム一式
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1973年10月、金子功氏の私設天文台「豊橋向山天文台」が閉鎖されました。

1971年に同天文台の主力望遠鏡「ニュートン式30cm反射赤道儀/木辺鏡」を愛知県東栄町に寄贈して以来、この地に建設を進めていた天文台を中心とした教育研修施設がいよいよ完成を向かえたためです。
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「御園天文科学センター」と命名された新施設は、所長に就任した金子氏の転居とプラネタリウムドームや工作室などの一部工事の遅れを待って、翌1974年の4月から本格的稼動に入りました。

表紙写真は廃校となった御園小学校の講堂の屋上に設置された西村製作所製4mドームで、中には「豊橋向山天文台」で使われていた金子氏自作の30cm反射赤道儀(1955年春完成)が納められています。
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この30cm反射を設置した「御園天文台」が「御園天文科学センター」の核となるものですが、他の主要機材として

ヘキサー200mm6×9サイズのカメラが同架された「10cm屈折赤道儀」、口径120mmのアエロニッコールレンズ・キャビネサイズのアストロカメラを同架した「カセグレン式反射(口径120mm合成焦点2100mm)/小島鏡」、口径90mm焦点距離360mm6×9サイズのカメラを同架した「10cm屈折スプリングフィールド型極軸望遠鏡」、「15cm短焦点反射写真機/池谷鏡」「15cmシュミットカメラ/小島鏡」などの天体写真撮影用機材をあげることが出来ます。

また、30cm反射の補助として使用される20cm反射赤道儀や流星観測用の四連流星カメラ、研修貸出し用の10cm反射赤道儀、ユニトロン7.5cm屈折その他小型望遠鏡等々、多数の機材を保有しています。

「御園天文科学センター」が天文教育実習場として機能するための施設としてぜひとも必要としたのが、教育用プラネタリウム「金子式プラネタリウム」を納める7mドームです。
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「金子式プラネタリウム」は、教育用として完全な機能を持っていて、その主な点をあげると、

①肉眼で見ることの出来るすべての天体を投影可能
②月・太陽・惑星の年周運動の自動化を実施
③赤道・黄道・子午線・方位角・天頂角などの座標系投影が充実

④薄明操作の自動化など初歩の人でも操作可能な自動上映装置機能
⑤補助投影機として、流星投影機・オーロラ投影機・日月食投影機・星座絵投影機などを有し、さまざまな演出が可能
⑥手元照明ランプ付きの机と椅子を揃えた教室形態を採用、等々です。
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東亜天文学会名古屋支部の初代支部長でもあった金子功氏が2代目の支部長山田達雄氏へ書き送ったメモの一部。

「豊橋向山天文台」時代から敷地内に工作室を備えていて常に望遠鏡・その他の改造に取り組んでいた金子氏は、新施設に移ってさらにその工作技術を発揮したことでしょう。

定員50名の宿泊施設や炊事場、浴場まで整え、多くの方々に利用された「御園天文科学センター」ですが、20年あまりの活動ののち30cm反射を納めた天文台は廃止され、新たに60cm反射望遠鏡を納めた天文台や宿泊施設が建設されて1994年に「スターフォレスト御園」として生まれ変わりました。

「豊橋向山天文台」や「御園天文科学センター」でさまざまな天文教育活動に従事し、多大な足跡を残した金子氏は2009年4月30日に満90歳で亡くなられています。


東栄町 御園天文科学センター要覧
まえがき
施設のあらまし
プラネタリウム
科学展示室
御園ゼミナーハウス(文山荘)
主な事業
教職員研修会の参考
利用する方に(天文台見学料金/望遠鏡長時間専用使用料金/プラネタリウム見学料金)

愛知県北設楽郡東栄町大字御園
18×26cm/16ページ

なお、御園ゼミナーハウスの「文山荘」の命名由来が「要覧」に書かれていますので、その一部を転記します。

『・・・このすぐれた環境の地に設けられた施設を広く大学などのゼミのため提供し研究的な場所としたいという意図であり、文山荘と名付けたのは宋の大学者朱子の故郷に文山という山があり朱子は非常にこの山を愛し、素晴しい大自然の美を賛美し学問にはげんだといわれたのにちなんだものです。』
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