行橋市の静態保存蒸気機関車/D5110 平成28年11月24日

2度に亘る譲渡先の公募を経て、このほど行橋市民会館横に展示保存されているD51形蒸気機関車の行き先が決定されました。

無償譲渡先は直方市のNPO法人「汽車倶楽部」とのことです。
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「汽車倶楽部」は各地で静態保存されている蒸気機関車の清掃保守や修復に多くの実績ががあり、このことが決定の決め手となったようです。
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D5110は、1936年3月29に川崎重工兵庫工場にて製造(製番1652)、同年4月26日佐賀県鳥栖機関区に配属、1972年3月福岡県直方機関区に移されたのち、1973年9月10日に廃車となっています。
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廃車後は行橋機関区で保管されていましたが、1974年1月31日に旧国鉄から行橋市に貸与され、以来、市民会館横の敷地で展示されてきました。
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蒸気機関車の後景は行橋市民会館の側面壁  市民会館は解体撤去が決定され、2016年11月22日より解体工事が始まっています。
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市民会館横に移設後、永い間、機関車の上部を覆う屋根はなく、野ざらし状態でした。屋根の設置は2001年のこと。  塗装の塗り替えや周囲の除草は、鉄道ОB会行橋支部が年2回実施していました。
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しかし、老朽化が進んだことや分かりにくい設置場所などの理由で、2009年4月19日の鉄道ОB会行橋支部の総会で、解体整備とJR行橋駅西口への移転を決議
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・・・が、2016年3月1日の市議会定例会で市民会館解体に伴って機関車も解体撤去することが提案され、同時に市の有識者が2014年に設置した「蒸気機関車活用検討委員会」が譲渡先を公募することを提言。

結果、公募をしたものの移設費用のことなどで市と応募者の折り合いがつかず、2回目の公募で市が移設費用を助成するということで、無事に譲渡先が決定されたという経緯があります。

市民会館の解体はすでに始まっていますが、蒸気機関車は2017年3月頃まで現在の場所で保存されるようです。
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機関車の前に設置された説明版

ちなみにプレートはすぐ近くの歴史資料館で展示されています。
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by iruka-boshi | 2016-11-24 19:01 | Comments(0)