平尾台天狗岩 登頂/平成27年1月12日
コース確認のため駐車場に設置された案内図を見ましたが、天狗岩に至る道は記入されていませんでしたので、とりあえず「貝殻山」に向って出発。
しかし登り口らしきものは見当たらず、行きつ戻りつするうちにようやくそれらしき道に遭遇、↓ 道はいたって平坦で、思いのほか快適に進むことが出来ました。その間、雪雲は徐々に遠ざかり、
来た道を振り返ればいつの間にか青空が広がっていました。
やがて道はふたつに分かれ、検討をつけて左の道を進みます。杉と竹の小道を抜けると視界がいっきに開け、眼下に千仏鍾乳洞、遠くに石灰岩採掘場が見えてきました。
前方の谷間には採掘した石灰石を苅田の臨海工場まで輸送する長距離ベルトコンベア「平苅ベルトコンベア」も見えています。平尾台の三菱マテリアル東谷鉱山と苅田町の工場を繋ぐ全長12.3kmのベルトコンベアで昭和48年(1973)に開通、とのこと。「平苅」は「ひらがり」と読むそうです。
ここまでの道は特に危険な箇所はありませんが、杉竹林を抜けたあたりから人ひとりしか通れませんので「危険なことをすれば危険」です。
駐車場を出発後、ゆっくり歩いてコンベアが見えるところまで約40分、ずっと平坦な道のりですが、天狗岩までの最後の数百メートルは少し急な道になっています。
画面中央の奥が天狗岩、あと少しです。 ↑ 濡れた地面に滑らぬよう一歩一歩に注意を払って前進前進、そして到着。 ↓ 標高436メートルです。
晴れていれば京都平野を一望でしょうが、また薄雲が近づいてきました。画面中央は行橋市椿市地区、その奥が行橋市街地、さらに奥に周防灘と続いています。
天狗岩はいくつかの岩塊から成り立っていて、南側は垂直の岩壁ですが反対側は緩やかで、少し注意すれば登ることができます。頂上で顔を覗かせているのはおいしい昼食を振る舞ってくれた某氏。
駐車場からの帰途、遠くに見える天狗岩を撮影。次は良く晴れた日に登ってみたいものと思っています。