日豊本線苅田港線 平成26年正月

かつて存在した日本貨物鉄道日豊本線貨物支線(通称・苅田港線)を歩いてみました。

日豊本線からの分岐点は小波瀬西工大前駅で、ここから苅田港へ向かって筑豊の石炭や石灰石を運ぶ貨物専用レールが敷設されていました。
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西工大正門前の跨線橋から苅田町方面を望む。画面手前は小波瀬西工大前駅の1番ホームのエンド
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画面右端の中央付近より分岐されている。1番ホームの先端から100メートルほど向かった地点です。

駅から苅田方面へ500メートルほど進むと生活道路と交わる。新津東踏切にて苅田港方向を撮影 ↓
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新津東踏切にて小波瀬西工大前駅方向 ↓
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さらに500メートルほど進むと国道10号線と交わります。小波瀬西工大前駅方向を撮影 ↓
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同じ地点から苅田港方向を見る。 ↓
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レールは家々の間を通り、近衛橋付近で再度生活道路と交わり、港へと続きます。近衛橋手前の道路から港方向を見る。    ↓
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近衛川に架かる小さなコンクリート製橋梁 画面右の石碑は昭和40年建立の「文久農地水利事業記念碑」

コンクリート橋を過ぎ、しばらく行くと県道25号線と交わる地点に着きます。国道10号線の苅田町富久町交差点を海側(日産九州工場方面)へ曲がって200メートルくらいのところです。レールは撤去され、完全に舗装されています。歩道の赤い部分から先にまたレールが続きます。
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ほどなくレールは分岐され、↑
小波瀬西工大前駅から続いてきたレールはここで終点。分岐レールはさらに奥へと続きます。
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レールは枯草に覆いつくされているものの、信号機はかつての姿そのままに残っています。 画面最奥の白い建物付近が平成17年まで稼働していたコンテナホームです。
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左の信号機の上に「2番場」と書かれ、右下の信号機の上に「3番場」と書かれています。

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そしてコンテナホームに到着。現在、コンテナホームは運送会社の使用地になっていますので立ち入ることが出来ません。国道10号線沿いのショッピングセンター屋上から撮影です。

以前のコンテナ集積地はトラック駐車場となっています。↓ トラックとトラックの隙間からレールが見えていますが、画像ではわかりにくいかも・・・・。
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運送会社敷地内を苅田港を背にして道路側から撮影
そしてここが終点です。↓ 小波瀬西工大前駅から2キロ半ほどの散歩です。
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昭和19年開業の「苅田港駅」はここからさらに2キロほど先の港に近い場所にありました。

現在残されているレールはここまでですが、往時はここから石炭埠頭へ向かう桟橋線や九州電力苅田発電所・宇部興産苅田セメント工場・日立金属九州工場などの専用線が伸び、各工場に繋がっていました。

しかし、これらの専用線は1980年代までに順次廃線となり、今では当時の面影を求めるのは難しくなっているようです。
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by iruka-boshi | 2014-01-08 15:31 | Comments(2)
Commented by 大乃井音楽図像学研究所 at 2014-01-08 19:37 x
あけましておめでとうございます
廃線の写真はなんともノスタルジーの響きがしてきます。
また、中津のぽっぽ食堂の汽車はまさか幻の耶馬溪鉄道のもの
だとは知らずに何度も通りすぎておりました。特に客車のデザインがミニマムな気品があって美しいですね。

Commented by iruka-boshi at 2014-01-09 04:17
廃線を歩くのは好きです。しかし廃墟をみるのはあまり好きではありません。好奇心や興味はありますが。
なぜなのか、どなたか精神分析をお願いします。

思うにレールがあってもなくってもその延長線上に過去を見ると同時に未来も見えるような気がしてちょっと気が楽になるようです。