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手仕事舎/宝珠山小劇場

平成25年3月末日を持って一般公開を終了する、と聞きおよび、前々から是非とも訪ねてみたいと思っていたものの機会を得ることができずにいた「手仕事舎」へようやく行ってきました。

「手仕事舎」は、廃校となった校舎(宝珠山中学校)の教室を当時の雰囲気そのままに残して仕事場・蔵書収容庫としているとのことで、場所はJR日田彦山線「大行事駅」のすぐ近くと教えられ、目指すは大行事駅。

・・・で、はやる気持ちを抑えつつ、まずは大行事駅の隣駅「筑前岩屋駅」に立ち寄ってみました。
ここは環境省が2008年に「平成の名水百選」に選出した「岩屋湧水」が駅舎近くまで引かれている、とのことで駅舎見学も含めて今回の小旅の目的のひとつ。
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筑前岩屋駅にて ホームへ進入する小倉方面行きキハ147の2両編成
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ホームを離れ「釈迦岳隧道」へ向かうキハ147 釈迦岳トンネルは全長4380メートル、工事着工は昭和12年ですが、戦争の激化により昭和16年8月に工事中止。

その後、昭和27年に工事が再開されたものの昭和28年3月19日に落盤事故が発生、21人の犠牲者を出しています。トンネルの貫通は昭和30年で翌年完成です。

柔らかな春の日差しのなかで名水と駅舎とキハ147を堪能し、
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途中、めがね橋と呼ばれている三つのコンクリート製多連アーチ橋を見学しつつ大行事駅へ。
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駅舎はごく普通のたたずまいの無人駅ですが、ちょっと変わっているのは改札口を出てかなりの段数の階段を昇った小高いところにホームがあること。ホームに立って眼をすぐ下にやるとそこには「手仕事舎」の校舎があって、これにはまたビックリ。
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さていよいよ「手仕事舎」です。
旧校舎時代はここが出入り口だったのでしょう。階段を降りた先には運動場が広がっています。脇の案内板には「入口は、左の階段をあがってウラへおまわりください」とあります。
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つづきます。
by iruka-boshi | 2013-03-11 00:44 | Comments(0)