絵陀羅尼経

今年(2011年)の5月28日と29日に「南部絵暦」を取り上げたのですが、その時、「そう言えば盛岡には『絵心経』というのもあったなあ」、とボンヤリ思いつつブログを書いていました。

その後、このことはすっかり忘れていましたが本日、古い雑誌をめくっていて「絵陀羅尼」に遭遇。般若心経ではなく、「陀羅尼経」です。この「絵陀羅尼」は「平山蘆江」氏から譲り受けたと書かれていますが、筆者名は不明です。

読み方の一部を転記すると次のとおり。
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「はじめの円光ある人形は勿論佛であり、次は棒で「ボ」であり、次は心木の立ってゐる樹幹又は所謂、生花用語の「シン」(心)であり、煙管は所謂「羅宇」の「羅」であり、二は「尼」であらう、しかし、トンボとより見えぬ昆虫が何として「ダ」であり、「陀」であらう。謂って見れば同地方で、トンボのことを、ダンモといふ風に言はれてゐるだらうか。(ツンモといふ地方もあるのだから)記して、御報告を待つ。」、とあります。

ここでひとつ疑問。「トンボ」が何で「ダンモ」なんだろう。「ツンモ」とは?

ちなみに読み方は次のとおり。最初の6個の絵は「佛母心陀羅尼(ぶつぼしんだらに)」 次の行は「オン。オノリ。ヒ」 2行目「シャチイ。ヒラホ」 3行目「ジャウトリ。ホド」

4行目「ホドニ。ホジャラ」 その次の行は「ホニハン」と読むようですが、「ハン」は半月ですね、多分。3行目と4行目の「ジャ」の龍の顔、トボケた表情でいいですね。来年の年賀状の絵柄に使えそうです。

この絵経文が載っていたのは、「『月明』第2巻第9号/昭和14年発行/発行所:月明会」です。

中央付近の斜めの角印のようなものは「蔵書印」でしょうか。
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by iruka-boshi | 2011-12-20 21:21 | Comments(0)